妖精さんの独り言 1−3

定義


 ミシェルが共に働いている知性たちは、私ができるよりもずっと的確に、共創科学を説明することができます。したがって、ミシェルがセッションのなかで知性たちとコミュニケートして得た、科学、自然、共創的科学、そして哲学についての、以下の定義を含めることについて、ミシェルと知性たちの許しを得たことを、私は誇らしく思います。これらの定義と、ヒュぺリオン(聖白色同胞団のなかの、科学技術部門の長)によるコメントは、他ではまだ出版されていません(自然に関する定義は除きます)。


科学:
科学とは、現実と現実がいかに作用するかに関する研究のことです。それは、それぞれが特定の分野の研究に焦点化した沢山の学派をカバーしている傘のような用語です。科学はまた、現実の拡張に関して個人および社会の概念として含んでいるものを拡大する用語でもあります。結論として、科学が抱いているものは、所与の時間における特定のレベルに関係づけられたものでしかないにも関わらず、科学はすべてのレベルの現実に対して優勢なのです。現実と現実がいかに作用するかを超えて、生命のすべてのレベルと次元に働きかけるものとして科学を応用するような記述は、科学においては一つも存在しません。


しかしながら、私たちは次のように言います。一つの次元やレベルに関する科学界と、別の次元やレベルの科学界とのあいだのコミュニケーション・ラインが開かれるにつれて、あなたはそれぞれのレベルにおける現実とその作用に関する情報の織り合わせを目にすることでしょう。この織り合わされた情報は、自動的により大きな全体像を創造することでしょう。私たちが言っていることは、科学の関連分野で働いているが、異なるレベルにおり、従ってお互いに独立している個人個人が、最終的には結びつき、情報の即時的な共有が結果として起こるだろうということです。


この結びつきは強制されるものではありません。あるいは、端末や道具、機械によって始められるものでもありません。それはそれぞれの科学者のハート(心)、マインド(精神)、ソウル(魂)のなかで起こり、意志によって引き金を引かれることでしょう。このようにして、一般的には、その結びつきは科学者と彼が働いている学界の時機と緊密に結びついたまま維持されることでしょう。

別のセッションのなかでは、ヒュぺリオンがミシェルに次のように伝えています。


科学とは、現実と、現実がいかに機能するかに関する研究です・・・人が現実について形態において言及するなら、彼は自然を含めなければなりません。形態のレベルでは、精霊と自然の存在は最も親密なパートナーシップのなかで共に進んでいます。結論として、科学は形態のいかなるレベルにおいても、自然という劇場を通じて研究されるのが、適切であるだけでなく本質的でもあるのです。自然という劇場の外側で、現実とその作用の仕方を理解しようと試みることは、総体的にはポイントを逃してしまうのです。

自然:
自然とは、いわば魂に志向した意識を形態の特定の次元やレベルのなかへ動かすという、内転・物質化・下降(involution)の多くの領域のなかで表現され、機能している巨大で知的な意識グループのことです。


自然は、この転換のために秩序や組織、生命力を提供している意識です。自然は、あなたの実用的な理解のために、形態と親密に結びついている意識です。自然は、すべてのレベルと次元におけるすべての形態を構成している意識です。それは形態の秩序であり、組織であり、生命力であります。自然は、現実の最大の枠組みのなかにおける他のすべての意識と等しい重要性を持つ、最初かつ最重要の意識です。それはそのなかで独特に表現あるいは機能し、すべてのレベルと次元におけるすべての形態を構成し、形態の秩序、組織、生命力のすべてに対して責任を持ち、それらすべてを創造しているのです。


共創的科学:
ペレランドラでの科学的研究は、それぞれが特有の現実の理解を持つ、二つのレベルに関する科学の結びつきを含んでいるゆえに、共創的科学の一例となります。一方では、私たちは、人間の魂によって理解され実践される現実を持ち、他方では、自然によって理解され実践される現実を持ちます。この特別な結びつきは、形態のなかで表現されるすべての生命が、これらの二つのレベルを共に歩んできたがゆえに、特に重要なのです。


形態のなかの現実を、調和のなかで、その選択肢の完全かつ広い範囲で機能させるためには、魂と物質が共に歩むだけでなく、魂の力学とそれがいかに作用するかについての理解と、自然の力学とそれがいかに作用するかについての理解もなければなりません。それに加えて、結合した魂/自然の力学と、それが一つの組み合わせとしていかに働くかについての理解もなければなりません。現在にいたるまで、地球レベルの科学共同体は、魂の力学に関する研究と、自然の力学に関する研究を区別してきました。それは二つの異なった学派を生み出しました。一つは、人間の潜在的可能性を研究する、進化的かつ人間優位の学派であり、もう一つは、自然科学を研究する、進化的かつ自然優位の学派です。


地球レベルの形態の中において、現実とそれがいかに作用するかについて理解するためには、二つの学派が結びつけられなければなりません。しかし、必要な結びつきは、二つの学派が今日、試みている方法では、確立され得ません。その結びつきは、すべての形態のなかで表現されているように、魂の力学と自然の力学の組み合わせのなかに横たわっているのです。もしある人が、地球レベルにおいて現実とそれがいかに作用するかを理解するなら、その人は、魂/自然の組み合わせのなかで表現されている現実にも焦点を合わせなければならないのです。次なる主要な科学的研究への鍵は、この焦点のなかにあるのです。未来の科学的拡張のための基礎は、この焦点のなかに横たわる諸次元と諸レベルのあいだで起こることでしょう。それは未来における発見と、それらの発見の基礎の両方に関する鍵なのです。


哲学:
私たちの視界からは、哲学とは、組織化された人間の思考、思想、知覚、それらのパターンに関する科学的研究であり、人間の進化的な動きに関する一つの力学としての歴史的な役割を演じるために、それらがいかにお互いに結びついてきたか、に関する科学的な研究です。それはまた、組織化された人間の思考、思想、知覚が社会に導入されることを通じての科学的「実験室」でもあります。一つの科学として哲学は、特定の歴史的期間の間に社会のなかですでに省察されたことを収集・定義し、その社会に「次の段階」を導入するためのリーダシップ的な立場として働きます。


私たちはここで、科学のすべての学派は、バランスのとれた立場から機能するためには、すでに社会の一部になっていることを研究しなければならないし、その社会に次の段階を導入するためのポータル(玄関)として働かなければならないということを、付け加えておきます。もしすでに社会に統合が果たされたことのみについて研究するなら、この特定の科学的分野は、時間稼ぎをし、澱み始めることでしょう。もし、新しいものだけが捜し求められるなら、建築ブロックの基礎の感覚がなくなってしまうことでしょう。また、新しいものがより大きな全体像のなかへ適合されるタイミング、パターン化、方法も見失われてしまうことでしょう。そのためにその貢献は、「よそ者」として現れることでしょう。社会は不調和な学派に由来するそのような新しい情報を拒絶してしまいがちになるでしょう。



私たちの自然との聖なる契約


 以下で述べられることは、自然自身の言葉ですが、自然が人間に対して持っている責任についてです。ミシェルの著作「フラワー・エッセンス」のために自然が伝達したこれらのコメントは、私たちが自然とのパートナーシップ、契約上の同意、聖なる契約を裏切ってきたことを、また、そうすることによって私たち自身を裏切ってきたことを、そして、なぜ自然との協同(コラボレーション)が(そして自然はいかに協同するかを私たちに教えてきました)、現在、私の生存の最後の望みなのか、ということを、より明確に理解できるようにしてくれるでしょう。


フラワーエッセンスのオーバーライティング・ディーヴァ


 私は「ヒーリングのディーヴァたち」と呼ばれるであろう存在の一員であり、そのなかで私は、地球上の自然の王国の中、あるいは全体の様々なヒーリング・ダイナミクス(治癒力)に、特に焦点化しているオーヴァーライティング・インテリジェンス(監督する知性)のグループの一員です。


 人間の魂が、惑星上の物質的な存在を活気づけることを選択した時、私たち自然は、人間たちとのパートナーシップを意識的に受け入れました。そのパートナーシップは、彼らの物理的な形態の発達や、あらゆる方法でのその形態の維持やメインテナンスというのが最高の描写であろう、すべての物事に関係するものでした。今日の用語を使うなら、人間の魂が惑星にやってくるのに先立って始まり、最初の魂たちが惑星の大気圏に入ったその瞬間に起動した「契約上の同意」を、私たち自然はあなたがた人間とのあいだに持っていたと言えるでしょう。自然は仕事を引き受け、あなたの形態を発達させるために、完璧にあなたの自由になりました。人間の形態を成り立たせているすべてのものは、自然の3つの王国(鉱物王国、植物王国、動物王国)から引き出されました。


 しかし、衣食住を通じての形態の発達と維持は、私たちの同意の一部に過ぎませんでした。水平的な癒しに関する普遍的な法の光(In the light of the universal law of horizontal healing)のもとで、私たちはまた、機能不全の時代のあいだも、人間の形態のバランスをとる責任を持っていました。だから、治癒的な方法で人間の形態に対応する自然のパターンを確立し、それらのパターンを、人間たちが必要な時にそれらを認識し、解錠し、最大限に利用できるような個々の植物や動物、鉱物に統合する、オーバーライティング・ディーヴァたちが、これらの領域に存在するのです。


 以下のコメントは、「ペレランドラ・ペーパー#4 身体/魂の混合過程:新生児、幼児、子ども、大人のためのフラワー・エッセンス・プロセス」からとられたものです。


 身体と魂の融合は、人間たちと自然のあいだに存在する聖なる契約の象徴として見ることができます。人間の魂が形態の周波帯域のなかで人生を経験するために、魂が形態と結びつき、一つになって働くユニットとして機能することは、本質的なことです。自然は、すべての形態に対して、創造し、秩序立て、組織化し、生命力を付加する、現実における力(dynamics)です。形態が創造されるのは、まさに自然の力それ自体からなのです。人間の魂が、形態の周波帯域のなかで機能するためには、自然と結びつかなければなりません・・・本質的には、自然とパートナシップを形成しなくてはなりません。このパートナーシップは、自然が人間の魂とのあいだだけでなく、形態の周波帯域のなかで生きる経験を望んだ、現実のすべての次元からの精霊たちとのあいだでも受け入れた、聖なる契約のまさに核心なのです。自然は、機能的な身体/魂ユニットを創造し確立するために、魂の力(soul dynamics)と共に働くことに同意してきたのです。魂がそのパートナーシップを創始し、鼓舞し、魂が機能するための形態の基本要素の適切な組み合わせを、自然が提供するのです。魂が創始し、それに応じて自然が対応するのです。



出典 “Perelandra Garden WorkbookⅡ”by Machaelle Small Wright in 1990,Published by Perelandra,Ltd.
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